学会年次大会(新潟大)シンポジウム

おしらせ


日本物理学会男女共同参画推進委員会では、学会の年次大会の中で シンポジウム「物理屋」のワーク・ライフ・バランス を開催いたします.

(2011年3月の震災のため,年次大会は中止になりました.)

日時: 3月27日 午後
場所: 新潟大学
趣旨: このシンポジウムでは,女性研究者育成の障害の一つとなっている ワークライフバランスの問題(長い仕事時間/少ない生活時間)を考える.
 企業では「イクメン(育男)の多い会社は業績アップ」といわれているが、 物理研究者の世界はどうだろうか.男性なみに仕事時間が確保できる女性研究者のみが 生き残れるだろうか?
 しかし、「長い仕事時間/少ない生活時間」は、女性だけの問題ではない.男 性研究者も大学の用務の締め切りやプロジェクトのスケジュールに追われ、 「人間らしい生活」も「質の高い研究時間」も確保できないのではないか?
 以上の視点で、企業での最近の傾向を把握し、研究所や大学のアンケート結果の報告を得て,男性・女性物理研究者のワークライフバランスの現状を分析する.さらに子育て中の男性・女性物理研究者の意見を出しながら、この問題を考える.

基調講演: 佐藤 博樹 氏 (東大社会学)企業のワーク・ライフ・バランス
江尻晶: ワーク・ライフ・バランスにかかわる大規模アンケート分析
澤田美智子: 産総研研究成果データベースと出勤簿システムの分析について
田島節子: 研究者にワーク・ライフ・バランスはなぜ必要か: 大阪大学常勤教員アンケートの結果より
村上泉: 仕事時間アンケート調査分析
武藤哲也: 単身赴任子育てと『イクジョ』支援
佐多教子: 子育て中の女性研究者からみたワーク・ライフ・バランス
パネル討論会